sho_shouinji_bw_mini.png sho_yamade_bw_mini.png sho_kuukai_bw_mini.png

宝生山 勝因寺

空海ゆかりの寺 山出の虚空蔵さん

Content

勝因寺と本尊虚空蔵菩薩

 宝生山勝因寺は、弘法大師空海上人が遠く唐土より帰朝せられ、弘仁七年(816)の高野山開創に先立ちて諸国を遍歴されたとき、この山出の地に留錫せられ、虚空蔵求聞持法修法のために御本尊として一刀三礼をもって虚空蔵菩薩像(国指定重要文化財)を彫刻あらせられ、小庵を営まれたるにより始まると、寺伝に伝えております。境内に残る「空海の閼伽井戸」や「空海実植の椿」などはその事跡を物語っています。
爾来、風雪星霜千二百余年、誠に端麗にして優美なる相好と、福徳智慧の誓願を授けたもうこの尊像は、秘仏として今の代まで伝えられてきました。この虚空蔵菩薩は、胎蔵曼荼羅の虚空蔵院の主尊であり、十三仏最後の仏としても重視され、十三歳になった少年少女が虚空蔵菩薩に智恵を授かりに行く十三詣りの本尊であり、丑寅歳の守り本尊としても広く信仰されています。「明けの明星」の化身・象徴とされ、空海が室戸岬の御厨人窟に籠もって虚空蔵求聞持法を修したという事跡はよく知られています。日蓮上人もまた十二歳の時、仏道を志すにあたって虚空蔵菩薩に二十一日間の祈願を行ったという逸話も有名です。
 さてこの間、33年ごとに御開帳法要と記念事業が実施され、近くは大正6年(1917)5月、御本尊国宝指定を記念して御開帳法要が行われました。
 戦後間もない昭和24年(1949)3月には、開帳法要と共に、山内八十八ヶ所大師霊場大改修の開眼法要と弘法大師御影供法要が行われました。その後境内伽藍の整備に着手、昭和44年には本堂、庫裏が再建されました。そして昭和58年(1983)10月に御開帳が行われ、記念事業として山門の新築、地蔵菩薩の修理や弘法大師1150年御遠忌法要が実施されました。その後、古くなった鐘楼堂が改修され、現在の勝因寺境内が整備されました。
 そして再び33年目の御開帳の時を迎えようとしております。
なお堂内には、本尊虚空蔵菩薩の他、聖観世音菩薩(平安後期・旧重要美術品・県文化財指定)、十一面千手観世音菩薩(平安後期・県文化財指定)、二天王立像(鎌倉時代・県文化財指定)、地蔵菩薩立像、大日如来座像、三十三観音像、小天狗清蔵自作像など多くの貴重な仏像が安置されており、拝観することができます。
境内には小天狗の鐘(県指定文化財)や大師山八十八ヶ所霊場が設置されており拝観することができます。